Microsoft から Web サイトの分析を行うことができるツールとして SONAR (https://sonarwhal.com/scanner) が発表されました。SONAR はコマンドラインと Web サービスの 2 形式で提供されています。自分のサイトを分析してみたい、という用途であれば、オンライン ツールとして利用するのが簡単です。
SONAR 発表の詳細は、以下のブログで見ることができます。
sonar: Linting the web forward
早速見てみます。Enter your URL here の欄に Web サイトの URL を記載して、RUN SCAN を実行すれば、分析が実行されます。
ちょっと時間がかかりますが、分析が進んでいき、数分以内に完了します。(Web サイトによってはもっと時間がかかるかもしれません)。
スキャンした Web サイトの状態が WARNINGS と ERRORS の数で表現されます。また、以下の 5 つのカテゴリ毎に状態がわかります。
- ACCESSIBILITY: アクセシビリティ、アクセスのしやすさ
- INTEROPERABILITY: 相互運用性
- PERFORMANCE: パフォーマンス
- PWA: Progressive Web Apps、ネイティブ アプリのように動作するモバイル UX
- SECURITY: セキュリティ
各カテゴリ毎に詳細はそれぞれ OPEN DETAILS ボタンを選択することで確認できます。例えば、Security の項目を見てみます。Web サイトが HTTPS に対応していないことが、ERROR とされた原因のようです。解消するためには、Web サイトに SSL 証明書を適用すれば良さそうです。(Let’s Encrypt のような無料の DV SSL 証明書でも良いので)
この項目で分析される内容の詳細については、DOCUMENTATION ボタンを選択することで表示されます。
Interoperability の項目についても見てみます。charset 設定するべき、というエラーのようです。具体的にどの HTML コード部分かを指摘してくれるのが良いですね。
指摘された箇所を修正することで、より良い (最新の Web に最適化された) Web サイトにしていきましょう。