docker run コマンドで作成したコンテナーは、docker rm コマンドで削除することができますが、コンテナーを作成するためにダウンロードしてきたコンテナー イメージは、docker rm の実行後も残ったままです。再利用することが無いのであれば、ストレージ容量を空けるために削除してしまいましょう。
コンテナー イメージの確認
現在ダウンロード済みのコンテナー イメージは、docker images コマンドで確認することができます。
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docker images |
削除するコンテナー イメージを指定するためには、イメージ ID もしくは リポジトリ名とタグ名 が必要です。この画像の場合は、以下のようになっています。
項目名 | 値 | |
イメージ ID | IMAGE ID | 185884336128 |
リポジトリ名 | REPOSITORY | microsoft/dotnet-samples |
タグ名 | TAG | dotnetapp-nanoserver |
コンテナー イメージの削除
docker images コマンドでダウンロード済みのコンテナー イメージを確認したら、そのコンテナー イメージを削除します。コンテナー イメージを削除するためには、docker rmi コマンドを使います。
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docker rmi <イメージ ID> もしくは docker rmi <リポジトリ名>:<タグ名> |
今回の場合は、以下のようにします。
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docker rmi 185884336128 もしくは docker rmi microsoft/dotnet-samples:dotnetapp-nanoserver |
コンテナーが残っている場合のコンテナー イメージ削除
コンテナー イメージを基にしたコンテナーが残っている場合に docker rmi コマンドを実行すると、以下のようなエラー メッセージが返されます。
メッセージに記載されているように -f オプションを付け、docker rmi -f としてやれば、強制的にコンテナー イメージを削除できます。ただし、強制的にコンテナー イメージを削除しても、コンテナー イメージを基にして作成されたコンテナーは削除されずに残ったままになります。こうなってもあまり意味は無いので、素直にコンテナーを削除してからコンテナー イメージを削除したほうが良いでしょう。