docker run の実行中にダウンロードし、作成されたコンテナーはローカル環境に保存されています。コンテナーを再利用する場合には、改めてコンテナーを作成する作業を省略できることから便利ですが、不要であるなら削除することもできます。
削除するコンテナーの確認
コンテナーの確認は docker ps コマンドで行えます。実行中でないものも含めて、すべてのコンテナーを表示するには、-a (または –all) オプションを使います。
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docker ps -a |
削除するコンテナーを指定するためには、コンテナー ID もしくは コンテナー名 が必要です。この画像の場合は、以下のようになっています。
項目名 | 値 | |
コンテナー ID | CONTAINER ID | dea97a0e0f72 |
コンテナー名 | NAMES | sad_golick |
コンテナーの削除
コンテナーを削除するには、docker rm コマンドを利用します。引数として、コンテナー ID もしくは コンテナー名 を指定します。
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docker rm <コンテナーID or コンテナー名> |
今回の場合は、以下のようにします。
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docker rm dea97a0e0f72 もしくは docker rm sad_golick |
実行中のコンテナーの削除
現在実行中のコンテナーを docker rm コマンドで削除しようとすると、以下のようなメッセージが表示されてしまい、停止できません。
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Error response from daemon: You cannot remove a running container <ダイジェスト>. Stop the container before attempting removal or use -f |
メッセージにもあるように、docker rm コマンドに -f オプションを追加することで、実行中のコンテナーを削除できます。
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docker rm -f <コンテナー ID or コンテナー名> |