ローカル管理者パスワードの確認
LAPS を有効化すると、各管理対象コンピューターのローカル管理者パスワードが自動でユニークなものに変更されます。現在設定されているローカル管理者パスワードは Active Directory に拡張属性として平文で保管されているため、対象のコンピューターにサインインする場合に利用できます。この拡張属性は LAPS の初期設定では、Find-AdmPwdExtendedRights で確認できたアカウントやグループのみが閲覧、リセットできるようになっていますが、Set-AdmPwdReadPasswordPermission や Set-AdmPwdResetPasswordPermission コマンドレットを利用することで、追加することもできます。
Active Directory ユーザーとコンピューターでの確認
- Active Directory ユーザーとコンピューター を開きます。
- 拡張属性を表示する設定になっていない場合は、表示 – 拡張機能 を指定します。
- LAPS 管理対象コンピューターの プロパティ を開き、属性エディター タブを選択します。ms-Mcs-AdmPwd 属性に LAPS で設定されたローカル管理者パスワードが、ms-Mcs-AdmPwdExpirationTime にパスワードの有効期限が保存されていることを確認できます。
- パスワード有効期限の値は NT システム時刻表記になっていて分かりにくいため、w32tm コマンドを利用することで、読み取り可能な形式で確認できます。
LAPS UI での確認
- LAPS 管理コンピューターで、LAPS UI を開きます。
- ComputerName 欄に確認したい LAPS 管理対象コンピューター名を入力し、Search を実行します。
- 該当するコンピューターのローカル管理者パスワードとパスワード有効期限を確認できます。