Translation Wiki で承認されやすい提案方法

この記事は Qiita 技術英語や翻訳 Advent Calendar 2015 11 日目の記事です。

Translation Wiki での翻訳修正提案の方法と、その修正提案が承認されて反映されるための基準について書いてみます。

そもそも Translation Wiki とは?

Microsoft が公開している技術情報サイトである MSDN ライブラリや TechNet ライブラリの機械翻訳ページを、手動で修正するためのサービスです。詳細は Translation Wiki によるコミュニティ翻訳 が参考になると思います。

Translation Wiki で機械翻訳の修正提案をするには?

修正提案については、TechNet Wiki の記事にある Translation Wiki への翻訳の改善提案 が参考になります。機械翻訳によって変な日本語を見つけた際には、どんどん修正提案してみましょう。

修正提案が承認されてライブラリに反映されるプロセス

修正提案が行われると、その提案はモデレーターによる承認待ち状態になります。承認待ちとなった修正提案をモデレーターが確認し、その提案が正しいと判断された場合は、モデレーターによる承認作業により本番のライブラリ サイトへ反映されます。
ここでの正しいとは、言語的な正しさというよりは、文脈の前後関係や Microsoft が定義する用語の用法などに適している、という正しさを指します。

修正提案が正しくないと判断された場合は、モデレーターによりその提案が却下されます。ただし、提案が却下されたことへの通知は行われません。(当然、却下の理由も通知されません)

修正提案を承認されやすくするには?

まず、以下のような提案は確実に承認されません。

  • スパム
  • 誹謗や中傷を含むもの、それが疑われるもの
  • 宣伝や告知を含むもの、それが疑われるもの
  • 翻訳への修正提案以外を含むもの

この中で、翻訳への修正提案以外を含む というところは少し分かりにくいかもしれませんので、例を挙げます。

原文 You do not use /s.
機械翻訳 /S /S を使用しないでください。

提案例を挙げます。

  1. 原文では /s となっていますが、翻訳結果は /S が 2 回出てきます。直してください。
  2. /s を使用しないでください。

この場合、1 は確実に却下されます。2 は承認される可能性が高いです。修正提案に修正理由などの説明は不要です。

確実に却下になる提案でない場合、基本的には翻訳の意味が正しければ承認されますが、より確実に承認されるようにするには、提案の記述スタイルを見直すと良いです。

記述スタイルとは、半角 / 全角、長音、外来語などについて、Microsoft が定義しているガイドラインに倣った記述方法のことです。このガイドラインに倣った提案をすることで承認されやすくなります。Microsoft が定義しているスタイルは Microsoft ランゲージ ポータル で公開されています。

スタイル ガイド

このスタイル ガイドは Microsoft が独自に定義しているものですので、国語的に正しいことを保証するものではありません。基本的に Microsoft が出す公的な文書については、このスタイルで記述されています、というものです。ですが、内閣府告示に沿うなどそれなりに信頼度もあると感じられるものであることや、他にこれほどまとまったガイドライン文書も少ないことから、Translation Wiki など Microsoft への翻訳フィードバックだけでなく、他の文書翻訳にも十分活用できるものだと思います。

確実に却下されるような提案を避け、スタイル ガイドに倣った記述スタイルを使うことで、どんどん MSDN/TechNet ライブラリを (日本語を使う技術者にとって) 役立つものにしていきましょう!

Translation Wiki で承認されやすい提案方法」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: Microsoft が公開しているコンテンツの機械翻訳修正提案について – 焦げlog

  2. ピンバック: MSDN ライブラリ の誤翻訳についてのフィードバック方法 | blog.yottun8.com

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